2010年9月27日月曜日

基本の仕訳はかんたん

会計の基本となるのは、
  • 収  益 (右:貸方)

  • 費  用 (左:借方)

  • 資  産 (左:借方)

  • 負  債 (右:貸方)

  • 資  本 (右:貸方)
        の5つです。

右の()内は、それぞれの項目の基本的な配置を意味します。




会計の仕訳は、左の図の7つの仕訳が基本になります。
5つの要素をパズルみたいに左と右に配置すればいいのです。

最近では、合格率の低い(10%以下!?)簿記3級も
基本的には上の7つの仕訳パターンを頭にいれて、
何が”5つのうちのどれになるか”を覚えていけば、
だいたい問題がわかるのではないかと思います。




①~④は、”収益”と”費用”が登場します。
⑤は基本的には会社の立ち上げ時か、増資などの特殊なときにしかでてきません。

⑥、⑦は、”収益”と”費用”がでてきません。
一般的には、⑥、⑦の資産は現金か預金となります。

⑥はお金をもらって、相手に商品やサービスを提供する義務がある、
すなわち、(借方)現預金 (貸方)前受金 のイメージです。

⑦は掛けで買った商品の代金を支払う、
すなわち、(借方)買掛金 (貸方)現預金 のイメージです。

7つの仕訳の具体的な話は、別の機会で紹介します。


上の7つの仕訳を集計すると、
貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)になります。

次の図ですね。さっきの図の①~⑤までを集約してみてください。


B/S、P/Lはこうしてできています。
ここでの純利益の出しかたは、収益-費用です。
単純化すると純資産は、資本に利益を積み上げていったものになります。

これが、日本基準での考え方ですね。
つまり、利益は収益と費用の差額だということ。
"収益"と"費用"があって、"資産"と"負債"はあとからくっついてくる。

収益費用アプローチの考え方なんです。

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